ポストシーズンの最中も、水面下では来季に向けた動きが着々と進んでいる。今季ア・リーグ東地区3位に終わったレイズは、岩村の仰天トレードを画策していた。
岩村は今季が3年契約(年俸約3億円)の最終年。球団が保持している来季の契約更新権を行使する場合は年俸が485万ドル(約4億4620万円)に上がり、しない場合は25万ドル(約2300万円)を支払うことになっている。
レ軍の二塁は、5月に左ひざを負傷した岩村の離脱中に起用された年俸42万ドル(約3864万円)のベン・ゾブリスト内野手(28)が、球宴に選出されるほど急成長。レ軍は岩村を引き留めずFAにさせるとみられていた。
だが、補強資金が潤沢ではないレ軍はマル秘プランを温めていた。まず来季契約を更新して岩村の保有権を確保。若手有望株とトレードして、年俸の負担額も相手球団と交渉するという。
候補に挙がっているのがド軍。今オフは二塁のオーランド・ハドソン(31)、ロニー・ベリヤード(34)両内野手がFAになる上、レ軍の補強ポイントであるリリーフ投手陣の層が厚い。ド軍のネド・コレッティGM(54)は前日、岩村に関して「まだ他球団の選手だから話できない」と慎重にコメントした。
契約ではワールドシリーズ終了から24時間以内にレ軍は、岩村に契約更新の有無を伝えることになっているという。大リーグでも珍しいトレードを前提にした契約更新になるのか。すでに帰国した岩村は発表を待つだけだ。